2004.9.26 琉球festival'04/日比谷野外大音楽堂


今日は生憎の雨模様。開演頃止まないかなーと期待してたんですが霧雨が続きます。
そして悪天候で準備が遅れたせいか、開場時間が開演時間になってしまいました。
ので席に着いてまもなくするとエイサーが。女性はステージ上で、男性はステージ下と観客席の通路で踊ります。
ちゃんと見るのは初めてだったのですが太鼓たたきながら舞う男性陣がかっこよかったです。
ステージ真ん中に小さな男の子が居て、堂々たる演舞を披露してました。
さて今回出演者を見ると半分位が民謡の方の様で。
予想通り綺麗な歌声が響き渡り、皆静かに座って聴き入ってる…余りにもオレンジレンジのライブの空気と違います・・・
こんな中でいつものオレンジレンジライブ出来るのか!?不安が募ります…
ちなみに今日はスペースがないので出演アーティストの楽器が全部ステージ後ろに寄せてあります。
と、中盤でかっちゃんドラムに人が集まり出します。
えっもう!?大丈夫?ってすっかりまったりしてたのでこちらが慌ててしまいました。
司会者の人が「今日は立たないで」と言ったんですが、オレンジレンジのライブ座ってって・・・どう考えても成立しないでしょー・・・と
戸惑っていたら、皆立つどころじゃなく前へ走って詰め寄ってました。おいおい。
スタッフさんに制されるんだろうなーと思ってたら誰も注意しない…あれ?
(後に出てくるアーティストの時も前へ走ってく現象が見られたのでこれは黙認されてる様です)
私達の席はステージから遠いものの、正面で見やすいところだったし、結局自席のままで。
キリキリSEで登場した彼ら。なんとヒロキくんはエイサーの格好してました。ビックリ!
琉球フェスを意識してのサービスかな?楽しいです。
出演者多数の為持ち時間が少ないだろうからどれを持ってくるのか
会場の雰囲気を考えると予想つきにくかったのですが「手をたたいて〜」と一発目は「ロコ」。
間奏では「盛上っていきましょう〜」と涼くん。「はっちゃけ」発言はなしでした。
洋くんは動く発言してたから今日も?って期待してたけど今日は職人でした。
そしてエイサーヒロキくんは沖縄出身30代以上が多いこの会場だけど、どまんなかで「パンパン」やってしまいました。
むしろいつもよりアピールしてた!?
相変わらずあちこち動きまわるヒロキくんに対して真ん中で煽る大和くんが振る「ハニー」。
これは欠かせないでしょう、かちゃーしーあるし!と思ったけど最後特にかちゃーしーを強調はしてませんでした。
ヒロキくんは勿論やってましたけど、大和くんと涼くんは拳だった様な。
サビで手を左右に振るのは会場中やっててレンジ知らない人が沢山居るのに嬉しかったです。
次は「チェスト」。「ハニー」に比べて知名度低く「ロコ」の様に初耳でも楽しくのれる曲でなく
ひたすら激しい曲だったから、私の周りは戸惑い気味だったかな。
でもステージは熱かった!密かに心配してた大和くんソロも今日は無事にやり遂げ、雄叫び迄一気でした。
オレンジレンジは曲が短いので4曲!ラストは「ツイスター」。タオル持ってる人も持ってない人もぐるぐるまわします!
ステージで高く跳びまくる彼らに負けない様に私も跳びます!直人くんも前に出てきてました!
今回も会場を真ん中で分けての掛け合い。ギリギリヒロキくん担当だったのでわ〜い!と手を挙げました。
涼くんはまた今回掛け声のバージョンを変えてました。大和くんが「イエー!」とまとめて、またタオルまわしてジャンプして!
本当にあっと言う間に終わり、皆手を振りながら早々にひっこんでしまいました。
ワタシの前にとても楽しい沖縄出身の男性が居て、密かにレンジライブの時どういうノリ方をするのか楽しみにしてたんですが、
ずっと居なくて「興味なかったのか〜」って思ってたら前方から汗だくになって戻ってきてました。
「腰が痛い」と奥さん(?)に言いつつもいい汗かいた様で嬉しかったです。

多少気になってた雨もレンジが終わったら上がってました。
すっかり会場が熱くなったのも束の間、次は夏川りみさんだったので、すっかり会場は元の雰囲気に戻ってしまいました。
綺麗な歌声に酔いしれながらも、さっきのオレンジレンジのライブは切り取られた空間だった様な気さえしました。
開演時間遅れたから出番変えたのでしょうか?後半には大人気のバンドも出てきて、
また皆前に駆け寄って立ち上がって盛上ってました。オレンジレンジがこの流れに乗れなかったのは残念でした。
ビギンが出てくると皆のあたたかい歓声が。「島人の宝」を歌いだすと会場中が大合唱。
皆この歌を完璧に覚えていて、本当にこの歌が愛されてるんだとひしひしと感じて涙が溢れました。
最後には大御所の登川誠仁氏が登場。きっと沖縄の古い民謡を歌うんだろうな、と思っていたのですが、
ワタシにもわかる明るい楽しい歌で盛り上げてくれました。
そして最後の最後に出演者全員出てきて一緒に歌ったのですがそこにオレンジレンジの姿はありませんでした。
司会者の方も完全にお酒にのまれてたし、諸事情はあったと思うのですが、
レンジだけがそこに居ない理由も居ない事さえ触れられなくて、オレンジレンジがフェスに参加しなかったかの様で
とても寂しかったです。
会場には本当に沖縄の方が大勢集まっていて、世代的にもオレンジレンジを知らない人が大勢いたと思います。
その人達にすれば、ぽんっと出てきて特に自己紹介もなくだーっと演奏してさっと去っていった彼らは
見る前も見る後も「?」だったのでは?
ちゃんと良さは伝わったのだろうか?ラスト出なかったことをどう思っただろう?と不安が残りました。
ヒロキくん曲繋ぎの喋りで言えてなかったところもあったし、涼くんも歌い切れてないとこなんかがあって
沖縄の人が殆どだけど、初めてのこの雰囲気にかなり緊張もしてたでしょうね。
彼らのステージは良かったけど、イベントを通してみると「琉球フェス」初登場はワタシにはちょっと苦い思い出になりそうです。
今回の彼らは「琉球フェス」の世界に溶け込めなかった感があるけれど、
新しい世界で自分達を伝えていく挑戦を続けて、どんどん大きくなってまた参加して欲しいです。



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