2006.7.1 ピースフルラブ・ロックフェスティバル2006/沖縄市野外ステージ


やって参りました、今日というこの日。
去年の横蟻から半年以上という思わぬブランク明けのオレンジレンジライブがピースフルですよ!
期待しまくりつつ、気合入りまくりつつ、会場入り。
隣に座ったコが可愛いコで、思わずニコニコ。彼女も遠方から来たそうで。
気軽に話したり出来るのも沖縄だから?皆ゴキゲンですからね。
今年は雲で太陽が遮られることが多々あったので去年よりましだった気がします。
でもここはやっぱり夏の沖縄。当然むちゃくちゃ暑いです。
反対側見るとほんっとーに皆一斉にそして同じリズムで入場時に貰った団扇で扇いでるんですよね。
笑い事じゃないんですけど、なんかその風景も楽しかったりして。
その中に懐かしい顔もあったりして。「あー変わってないなー」って。
周囲の人と一緒に座って団扇で扇ぐ姿がなんだか不思議だったけど、安心しました。
「・・・折角来たんだから出ればいいのに。」なーんて思っちゃいました。
沖縄県内の人も、県外の人も、外国人の方も、皆気軽に楽しめるフェス。
更には楽しいライブをしてくれたアーティストの方と隣同士でライブ観てたりする・・
不思議なんですけど、ピースフルならでは。
会場の雰囲気含めて、全てが嬉しかったです。

去年のピースフルで「また観たいな」って思ったバンドのライブとの再会も嬉しかったです。
去年は確かオーディションで選ばれて1発目だったんじゃなかったかな?アフロマニアが3番手に。
去年同様、ステージ中央の少し出っ張ったところにドラム以外のギター・ベース・MC2人が縦に並び、
前から順にくるくる回っていくんですが(『Choo Choo TRAIN』みたいに)、
凄いのは楽器隊弾きながらってとこ。皆の動きも計算されているし、見ていても楽しいんですよね。
メンバー紹介は「○・○・○(メンバーの名前)!○・○・○!・・・かっとばせー○・○・○!
ホームランかっとばせーよ!」と野球ちっく。勿論一人ずつおもろコメントもありました。
去年聴いて気に入った「ワイルドシーサー」も変わらぬフリ付でやってくれたし。
会場に本当にアフロスタイルの男性が居て、メンバーいじってました。アフロって目立ちますよね。
HIGH and MIGHTY COLORは去年より、ハイカラサウンドにマーキーちゃんが合ってきたかな、と思いました。
ステージ上と外のギャップが激しい彼ら、MC挟まずにひたすら激しい熱い曲達を突きつけてくれました。
お隣の外国人の方、お気に入りの様でリズム刻んでましたよ。ヤッタ。
続くAll Japan Goithは暑い中ぴょんぴょん弾けて今年も楽しいライブでした。
中でもラッパ隊のドレッドくん(濱SHOW)の動きに釘付け!前からあんなだったっけ!?
てくらい、以前は気にならなかったのですが、ものっすごおもろいパフォーマンスで、
存分に楽しませていただきやした。近くにいたファンの方も楽しそうにぴょんぴょんしてました。
BEGINが歌う「オジー自慢のオリオンビール」のカバーもやってくれて、流石沖縄。大盛り上がりですよっ
そして去年もおもしろすぎだったNEW TOWNER。何と今年は全員白装束で登場!会場のハートはがっちり鷲掴み!
白装束でうらめしそうに出てきたのですが、曲が始まると動き相変わらず激しいし、ダンス上手いっ!
新曲が「なんまいだー」ってサビの曲だったので、それに合わせての白装束だったみたいです。
途中MCくんが仰向けに倒れて、仮死状態(?)のフリ。カメラマンさんがここぞとばかりに寄ってました。
いったいどんな写真が出来上がるのか・・・オソロシイです。
去年度肝抜かれたBleach。女子3人組なんですが、ミヤさんが中でも凄かったんです。
去年と反対側の立ち位置で少し見えにくかったんですが、今年はパンツルックで登場したので一人ほっ。
去年はスカートだったのでえらいことなってました。
相変わらず曲始まるとはっげし〜。ベースはじく手も「ガシッガシッ!」って感じだし、
コーラスというか、シャウトというか・・・そして曲中に突然「こんにちは!Bleachです!」と挟み。
結局ミヤさんが喋ったのはその一言だけでした。彼女達の世界に隣近所の共演者達も釘付けでしたね。
続くは今回初ピースフル登場のD-51。CDで聴くより印象的なボーカルに、ノリやすい音。
会場も一緒になって皆で知ってる曲を手をあげて歌ってました。2人もとても楽しそうに会場煽ってましたね。
さて、日が暮れてくると同時に段々オレンジレンジの出番が迫ってきて。
ボルテージもあがるところなんですが、どうも自分達の立ち位置だと見辛い可能性が出てきて。
密かに相棒ちゃんと困ってたんですが、すると横からスタッフさんが声をかけてくれました。
「この人達(前の方)が立つと見えない?座ったら見える?」と。
テ、テレパシー!?思わず、「は、はいっ」ってぶんぶん頷いたら、きちんと前の方に声掛けてくれたんです。
前の方も良い方で、「見えなかったら言ってくださいね」って振り返ってくれて。
周りの方の優しさに触れてまたこのフェスが好きになりました。
すっかり暗くなった頃に登場したのはMONGOL800。去年同様ゆっくりとしたマイペースなライブとMCで。
新しいアルバムが出来たということで数曲披露してくれたんですが、これは発売が楽しみです。
彼らは今年で7回目のピースフルということで。ワタシも彼らの様に出来る限り参加したいなーと思いました。

そして遂にMCの方の紹介でオレンジレンジ登場です。
待ちに待ったオレンジレンジのライブ。もう待ちきれなくて、体がうずうずしてきました。
やがて聴こえてきたのは「キリキリマイ」リミックス・・・!
ゆっくり歩いてメンバー登場です。出たっっ!!
涼くんは甚兵衛という出で立ち。最近こういう特別な衣装というか、多いですよね。
そしてヒロキくんはシンプルな白の無地のタンクトップですが・・・変な眼鏡。上になんかついてます。
彼なりの沖縄への想いの表れで特別仕様なのでしょーか??
ナオトくんはまた髪を切ってる?益々爽やかな感じになってました。
大和くんはサスペンダー姿で登場。相変わらずほっそ〜。
洋くんはポニーテール?顔小さいからがばっと髪まとめてもサマになるんですよねー。いいなぁ。

さてさて待ち焦がれたひっさびさのライブの1曲目は「チャンピオーネ」!
もう明日のこと、ライブの後のことすら考えずに初っ端から跳びまくりですよ!
掛け声が多いこの曲はほんとライブ向き!
ヒロキくん、「ナーナナナナナナーナナ」部分ではマイク持った方の腕をぺちぺちしながら手拍子。
涼くんソロの「HEY!HEY!」では手のひらを上にぐいぐい上げて。
「Scream it out!」では会場にマイク向けて皆で叫んでみました。
間奏のサンバ部分では中央でサンバでもない独自のダンス踊ってた大和くんは
曲中またあの合いの手を。・・・「どんまい」と聴こえるんですけどーなんて言ってるのかな??
続く「セニョリータ」は“都会の夏”をイメージした曲ながらも、やっぱり沖縄が一番似合います。
女性コーラス部分ではお決まりのヒロキくんのパンチパンチ。変わらぬ姿にまたまたテンション上がりますっ!
因みにサビ前の「Ah〜」部分での「しゅわしゅわしゅわー」は今回ありませんでした。
大和くん「メキシコ」部分は勿論「沖縄」で。「いーくーぞー」でまた更に会場はノリノリ!
今回MCは短かったのですが、ヒロキくんが涼くんをして「チンピラじゃないですよー」だって。ぷぷぷっ
「ピースフルで夏が始まるんですよね」みたいな感じで涼くんがヒロキくんの肩を叩こうとしたのかな?
ヒロキくんが避けてしまい、「なんで避けるの」という涼くんに「殴られるかと思った」みたいな回答。
・・・うろ覚えすぎて申し訳ないです。
会場に手拍子を煽ってのもうひとつの夏歌「ロコローション」。コーラスも会場揃ってマス!
大和くん「ドクドクドク」ではワタシの好きな心臓ドクドクドクのリアクション。
「パンチラパンパン」3人ともやった気がしたのはワタシだけ??
「ノリノリ」で勝手にワタシが踊ってるのと同じ動きをヒロキくんも偶然してて、びっくり&嬉しい!
間奏部分では例の如く悶えるヒロキくん、悶えすぎてまたステージ中央で寝転がってました。
いつもの様に「スローモーション」で左手を伸ばして左から右へとヒロキくん。
会場を見てくれてる、って感じがして凄く好きなんです。
続いてはここで登場「タオル〜」と涼くんの呼び掛けでがばっとタオル掴み。「TWISTER」です!
「まわせっ」に合わせて、会場に風起こりますっ!
洋くんも前出てきてがしがし弾いてます。最近はステージ上はそんなにタオルまわしてないですね。
今日は涼くんだけ回してる、というシーンもありました。涼くんソロは今回も会場を煽る感じで。
ヒロキくんはサビの時ステージ中央で手を後ろにまわして、少し姿勢低めにして挑む様に歌っていました。
この時の表情がこれまた良くて。がーっと自分の中でまた盛上がってびょんびょん跳んでしまいました。
続いては最新アルバムの中でもまだまだお気に入り(?)の「U topia」が今回のフェスでも登場〜。
「にゃんにゃん」は大和くんがハイボイスで。ヒロキくんの、大和くんソロでの「だ〜んし〜ん」はなかったです。
ツアー中はものすごい激しいステージングが印象深いんですが、今回はそれ程激しくはなかったです。
洋くんとナオトくんは激しかったですけどね。ナオトくんこの曲の時、生き生きしてますねー。
体を前後に大きく振ってぎゃんぎゃん弾いてました。
涼くんのソロのところでヒロキくんは足踏みの様な動きをしていて、それが曲調に合ってて同感。
間奏で手をゆっくりと左右に振るんですが、2回目からヒロキくんは楽しそうにワキ抑えてましたね。くく。
そして、去年同様、フェスで新曲披露!発売がいつだとか、タイトルさえも言わずに突然始まり。
他の出演者は新曲の紹介をしているのに、このこだわらなさも彼らならでは?
去年の「GOD69」みたいに激しいのかな〜と勝手に速くて激しいの予想してたのですが、
テンポはさほど速くなくて、“オトナロック”って感じがしました。歌詞含めて。
ちょっと昔の絵に描いた様な“ザ☆ロック・スター”みたいな感じの世界観?
余りよくは聴き取れなかったのですが、最後がちょっとびっくり。
こんな曲もしっかり似合う様になったんだーと思いましたね。
曲中ロックに生きた彼らですが、終わったらヒロキくんぺこりと丁寧にお辞儀。なんだか安心しちゃいました。
今年映画主題歌になった「Walk on」。
1曲目と同じく、余り生で演る機会がなかったからか、皆一生懸命やってるのが伝わってきました。
歌いだしの涼くん、手でバランスを取りながら、丁寧に歌ってました。
サビでは3人が手を少し広げながら、目を閉じて歌っているのが印象的でした。
3人の歌の力が同じで、とてもいいバランスの歌が聴けました。
楽器隊も向き合って、互いの音を確かめ合って。見ているこちらもとてもいい気持ちになれました。
ラストの三線は録音で担当者ナシでした。エンディング、CDではざわざわしてますが、
ライブではボーカルが違うフレーズ歌ってるくらいで音は歪み過ぎず、CDよりすっきりした印象です。
ほわーっとしてるところで皆後ろ向いてドラムから始まる「キリキリマイ」!
洋くんが指をくいくいっとして会場煽ります。にくいねっ
指を狐の形にするのがこの曲の定番なのですが、今回余りステージ上はしてなかったですね。
でもジャンプ力はさっすが。こちらも負けじと跳びますよー!(何張り合ってんだか)
続く曲は皆の手拍子で始まるポップチューン「以心電信」。
この曲っていつどんな時でも会場があっという間にひとつになれる力があって。今日もそうでした。
サビ前や間奏でマイクを会場に向けたら皆で一緒に歌ったり。
曲中、ヒロキくんが笑顔で歌いながら会場を横切り、こちらに来ました。
ステージ横ぎりぎりのところまで来てくれて、更に手すりにのぼってほんっとうにギリギリまで出てくれて。
危ない、と思ったスタッフさんが支えようとステージ脇まで来てくれたんですが、“大丈夫”って制して。

そんな彼の姿を見たワタシの目からは突如涙が溢れてしまって。
自分でもびっくりしたんですけど。暴れるぞ!って気合充分で臨んだライブで泣くなんて信じられなくて。
後から思えば、ライブを観ていて“余裕”を感じていたんです。
そりゃ数え切れないくらいのライブをしていて、慣れない訳がないし、
それが不満て訳じゃなくて、実際今日のそれまでのライブだって凄く楽しかったんです。
でも危ないところまで出てきてくれて、会場見渡してマイクを向ける笑顔の彼の姿を見た時、
無性に嬉しかったんです。涙出るくらい。
いつだって彼らはそう。ファンを笑顔にしようと目一杯のライブをしてくれている。
それは久しぶりに観たライブでも変わってなかったです。本当にそれが嬉しかった。
最後のサビの前に涼くんが「最後ひとつになりましょう!」と声掛け。
「え?もう終わり?」とびっくりするくらい、あっという間のライブでした。
「ありがとうございましたー!」と笑顔でステージを去るメンバー。
すぐさま起こるアンコール。そして会場の声に彼らは応えてくれました。
涼くんが会場入りすると貰える団扇を取り出し、裏にある呑み屋さんの宣伝をしました。
なんと昨日もそこで呑んだそうです。お店の人が「がんばれ」って団扇に書き込んでくれたそうです。
そういう温かい沖縄のことを、東京に来ている時に考えてつくったという「キズナ」が最後の曲に。
涼くんが喋っている間、後ろを向いてちょこちょこ三線の練習してるヒロキくんの姿が見えました。
振り返って、そっと息を吸い、ささやく様に歌いだすヒロキくん。
涼くんが会場にマイクを向けると綺麗な歌声が聞こえてきました。
大和くんソロはアコースティックバージョン。沖縄で、風に吹かれて聴いたら益々好きになりました。
最後にもう一度ヒロキくんのソロ。歌いだす前にはにかみながらマイクに向かう彼の表情にまた涙腺が緩み。
最近、オレンジレンジのライブに涙もろくなったなーと思いながら見つめていました。
大きな拍手に見送られ、メンバーはステージを去っていきました。
涼くんはステージ脇にいたスタッフさんとハイタッチ3連続してました。
それ見たら彼らも満足いくライブだったんだな、って思って。同じ気持ちだったのが嬉しかったです。
大和くんは「また来年会いましょう。気をつけて帰ってください。」と呼び掛けてくれました。ありがとう。

曲は忘れたんですが、サスペンダー大和くんをほっとく訳がないヒロキくん。
右肩のサスペンダーをひっぱってぱちん、ひっぱってぱちん、とやって、左肩のサスペンダーを
直してあげていました。これ、歌いながらやってたんですよ。くくく。
他の曲でも大和くんと笑顔で顔見合わせていたり、曲間に涼くんと少し談笑していたり。
ヒロキくんがステージに背を向けて桜井さんの方を向いたら、ヒロキくんを見た桜井さんが笑顔になってました。
そういうのを見ていて、ステージ上もとても楽しんでライブ出来たのかな、とまた嬉しい気持ちになりました。
帰り道は、本当に幸せな気持ちに浸れました。
これがあるから、何度でも蘇られるんだよなーとつくづく思います。
今年も楽しい思い出をありがとう。

※今回久しぶりのライブで、(いつもそうなんですが)いつも以上に視界が狭かったワタシ。
偏りすぎててすみませんっ。





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