2005.7.2 ピースフルラブロックフェスティバル/沖縄市野外ステージ


オレンジレンジの地元のフェス。
映像で何度も観たこのフェスに遂に参加することにしました。初フェス遠征です。
沖縄はすっかり夏で、当日も快晴!というかものっすご暑い。
開場時間頃に会場到着すると、既に開場待ちの長蛇の列が。
並ぶと前の男の子が三十路Tシャツを。なんかうれしいです。
顔ぶれみると県内・県外、男女比率ともに半々くらいです。
スタッフは県内の少年少女と外国人の男性、と新鮮な感じです。
中に入ると通常会場でいうアリーナは砂埃が酷く、ハード専用のワタシには無理で。
石畳の席があったので座ってみたのですが、暑過ぎてまもなく日陰へ避難しました。
この日はトータルで13組が出演。初めて観るバンドが圧倒的に多かったのですが、
長時間を感じさせない、色とりどりのバンドのライブを楽しみました。
県内バンドはどこかしら沖縄を感じさせる音がありました。
新人バンドからはデビュー当時のオレンジレンジに感じた様な我武者羅なパワーを感じました。
会場内アーティストがうろうろしていて、自然に溶け込んでいる彼らにびっくりしましたが、特に混雑もなく。
ワタシはこんなにアーティストと至近距離に居ることが初めてだったので、内心ドキドキしつつも
このピースフルな雰囲気を肌で感じることが出来ました。

とっぷり日が暮れて、沖縄の太陽に勝った!と一安心したところでFLOW登場!
彼らは沖縄出身ではないけれど、沖縄にはとても思い入れがあるので、
地元ライブ並にテンションあがってたのではないでしょうか?新曲も披露してくれました!
ステージを所狭しと駆けまわり会場を巻き込む彼らのパフォーマンスに会場も大盛り上がり!
「ライブって楽しい!」と改めて思いました。

さて。いよいよこの時がやってきましたよ〜っ!
「キリキリマイ(SE)」が流れると会場中が既に騒然となり。
待ちに待ったメンバーが登場!サポートドラマーの桜井さんも登場です。
いつもなら会場に背中向けてドラムを囲むのですが、今日は最初から会場の方を向いてます。アレ?
と、突然「タオル持って〜」と涼くん指示入ります。えっ?イキナリ「TWISTER」!?
わたわたとタオル手にすると、これまた突然「風起こせ〜」とイントロなしで歌に入りましたっ。
いつもと違うのですっかり慌ててしまいましたが、タオル回して跳んで跳んで1曲目からスパートかけます!
今回のステージはT字の様な形をしていて、真ん中が少し突出してるのですが、
早速洋くん前にガンガン出てきます!くるくる回ります!
ハードなスタートを切った後は、去年の夏を飾った「ロコ」。
間奏でまたヒロキくんは悶えとりました、ハイ。
あと、手を挙げたワキをまた隠してました。そして今日は隠した手をヒラヒラさせてました。
続いてはこの夏のテーマソング・「セニョリータ」です。
会場の老若男女は既に皆ご存知の様子で、一緒に上へ上へ跳ぶ跳ぶ!
涼くんは「過去3回(のピースフル)は風邪ひいてたけど今日はピンピンです」
「ピンピンです(←2回目)」とのこと。
昼間の暑い時間帯にやってたのに風邪ひいてたなんて、そりゃしんどかったでしょうね〜。
でも映像では全く気づかないくらい熱いライブしてたので今日初めて知ってびっくり。
今日は絶好調な涼くんの横の大和くんは、この暑いのに7分袖。
具合悪いのかな?気のせいかもしれませんが。
昨日沖縄に帰ってきた彼ら。「沖縄の暑さはむかつく暑さですね」とヒロキくん。
関東梅雨寒だったりしますからね・・・。
ナオトくんは曲の合間にドラムのとこに寄って言葉交わしてる様子。
普段ドラムとの絡みが殆どないだけに新鮮です。ドラムを気にする彼をとても頼もしく思いました。
そしてオフィシャルで匂わせてくれてましたが、やってくれました新曲〜!!
オレンジレンジにしては長いタイトルだったので聞き取れませんでしたが、
英語のタイトルだと思います(なんてアバウトな)。
※「GOD69」だそうで。そんな風に言ってたっけな・・・
始まった途端に「うぉ!かっこいい!!」って身を乗り出すワタシ。
初めて聴いたのに友達と一緒になって拳振り上げてガンガン攻めます!
ステージも皆前に出てきてストレートに熱く音を投げ込みます。ワタシ好みなハードな曲に大満足!
何度も何度も聴いて体に染み込ませたいです
勢いにのった「HUB☆STAR」ではこれまた会場とのやり取りが。
ヒロキくん「手をあげろ」→涼くん「イェーエーイ」→大和くん「イエーイ!」→「Hi!Hi!」
涼くんはオリジナルで言葉紡ぎ出していましたが、やはり聞き取れず。悔しいなー。
「決めろバックサウンド!」でワタシはいつも楽器隊見るんですが、
ナオトくん見たら周りにうじゃうじゃ居て。
「ドラム」見たら当たり前だけどかっちゃんじゃなくて。・・・。
宮古島でやったと聞いた時は凄く意外に感じた「papa」。
今回は曲前にネタもなく(当たり前か)、MC隊はいつもの並びで。
大和くんは会場に背を向けて洋くんの方向いて歌ってました。
そして段々と動きが激しくなってきてました。
ナオトくんのあの台詞は両手でマイク掴んで言っていたので、ハッキリ聞こえました。
ナオトくんはこの曲で前に出てきたり、凄く楽しそうに演ってたのが印象的です。
洋くんもリズミカルな動きで弾いていたし、ヒロキくんは直立不動ではなく、
ステージにある柵に足かけて歌っていました。
今日はツアー時の様に曲の世界を追求した独特なステージングではなかったので、
フェスで演っても違和感はありませんでした。
曲が終わり、「パパ!ピースフルは最高だよ!」とヒロキくん。流石ッス。
前に出てるゾーンで涼くんと並んだヒロキくんは徐々に涼くんに寄っていきます。レギュラー?
涼くん笑ってしまって「近い近い」と。
「今日は2日?3日?3日か。」なんて涼くん。彼らの多忙具合が少し伝わった気がしました。
ヒロキくんに「やま、いつもの」と振られた大和くんが「行くわよ!」(コズエ?)
「行くのよ!いちにのしゃんはい」で「上海ハニー」です。
「上海ハニー」やってるピースフル映像がむっちゃ好きで、
是非とも生ピースフルで観たい!と思っていたので、個人的にはめっちゃ嬉しくて。
最初っから飛ばしてたら、サビ入るトコで涼くんが止めちゃいます。「まだ元気ない」って。
こんなこと初めてで戸惑いつつ、また「いーね」と最初から。今度はもっと飛ばします!
この曲だったかな?アリーナのコと視線の高さを一緒にしようとしてか、
ヒロキくんがしゃがんで終いには転がってました。
最後はやっぱりかちゃーしーを楽しく踊り、「ワンタイム!」と涼くん、「み!」は皆で締めて。
「以心電信」はツアーでもお馴染み、会場もポンポン弾けます。
サビ前で大和くんがマイクを会場に振ると会場で一斉に歌ったりして、
ステージと会場のやり取りが楽しい曲になりましたね。
ヒロキくん、最後の「つながっているんだ」はマイク通さずに会場と一緒に大きな口開けて歌ってました。
楽しさで気持ちがいっぱいになったところで、会場に背を向けてドラムから始まる「キリキリマイ」。
ヒロキくん歌いだしてるとこでナオトくん水飲んでるの発見。リーダー、ラストっすよ。
「沖縄爆発3秒前!」でワタシ、何もかも(曲順も)吹っ飛んでしまいました。
洋くんも前出てベース唸る唸る!最後のヒロキくんの雄叫びの締めの時もフロントにいて。燃えてました。

メンバーがステージ去ってすぐにアンコールが沸き起こり、
1番に出てきたのはこれまた洋くんです!今日は燃えまくりですね。
昼間からずっとやっているこのフェス。
「(2曲目で脱いでた)涼みたいに、女性は暑くても脱げないとこありますけど」とヒロキくん。
「女性は脱げないけど(←2回目)」けど・・・?「今日は脱いでもいいんじゃ」ってオイ!
大和くんが「じゃ俺が脱ぐよ」と返します。
「意味わからんし!嬉しくないし。」とヒロキくんは言いますが、会場は黄色い歓声が。
そして大和くんが喋りかけたら突然ヒロキくんが奇声を発しまして。
なんとゴキブリが飛んできたそうです。うぎゃー!
ゴキブリを「とーびーらー」と言い直し、「これも沖縄だね」ってメンバーも微笑んでますけど。
「ゴキブリといえば笑える話があって」と、わざわざ前フリするヒロキくん。リスク負いますねー。
「内地のコがかぶと虫と間違えてゴキブリ捕まえて」って話してるんですが、やはり微妙な空気・・・
「笑ってるの俺だけか?」イヤ、この持っていき方が◎です。
そんなヒロキくんは「沖縄=帰ってこれる場所」だと。おうちがあるっていいですよね、やっぱり。
「来年また会いましょう」と来年またここに立てる様に頑張る、と決意表明です。
そしてアンコールは「一緒に歌いたい」と「花」披露です。個人的には“聴きたい”曲なんですけども。
やはり合唱が起こりがちだったので、耳をかざしてステージからの音に集中。
あんなに動いて、歌って喋った後なのに、今日はとても丁寧に歌ってて、じーんと心に響いてきました。
会場がじんわりと優しい気持ちになって、本日のフェスはピースフルな気持ちでいっぱいになりました。
「気をつけて帰ってね」とヒロキくん、ぺこりとお辞儀をして、
ステージ脇にいるスタッフとハイタッチしてステージを去っていきました。

出演したアーティストは勿論、スタッフさんの「フェスを成功させよう」、という気持ちが伝わるフェスでした。
ナビゲートしてくれた女性も最前ゾーンを物凄く心配していて、何度も「大丈夫?」と呼びかけていました。
真っ赤に日焼けしたコが日焼け止め持ってない、とのことで貸してあげたりもしてました。
外国人男性スタッフは柵代わりにアリーナゾーンで十字に並んで無理な押しがない様に体張ってたり、
水を撒いたり、こまめに飲み物を回したり。
ごみ捨てビニールも何箇所も設置されていて、何度も行き来してごみ捨ててました。
皆が気持ちよくフェスを楽しむ為に自然に助け合う姿を見て、出演する側のアーティストも楽しんでる姿を見て、
このフェスに来て良かった、と心から思いました。
今回で23回目を向かえたけれど、これからもずっとピースフルなフェスの空気を守って続けていって欲しいと思います。


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